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市報松江 2019年6月号

松江の皆さんこんにちは。

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島根県松江市 クリエイティブ・コモンズ

渡部哲郎(わたなべてつろう)
1950年、安来市生まれ。松江北高、島根大学、上智大学院卒。スペイン・デウスト大学客員教授など経て、現在横浜商科大学名誉教授。遣島使、東京安来会会長。著書『バスクとバスク人』(平凡社新書)他。鎌倉市在住。

西川津町にあった松江北高、島根大学に7年、毎日のように大橋川を渡った。安来から松江駅に到着、季節の変わり目に発生する朝靄で一寸先も見えない、冬場に宍道湖湖面まで重い「霜」が降りた光景が忘れられない。湖畔で川縁に立地するゆえであり、当地に朝夕止まらなければ体験できない「機縁」である。それ以前には、白潟天満宮の裏で開催されたサーカスなど催し物見学、市営球場での野球観戦、殿町に昭和30年代に登場した一畑百貨店は城山公園とともに小学校遠足の行き先だった。母衣町のカトリック教会で新しい言語に触れ、その後スペインに渡って研究生活を送るとは。外から見る一過性の松江イメージを街全体として意識し出したのは、海外で「都市再生」を学ぶようになってからである。後年に松江で投宿する際には宍道湖畔などにある高層ホテルの上階から早朝、夜の「松江」を眺めている。近年の都市機能を「棲(す)み分け」した松江の変貌振りに、ヨーロッパで見られる機能を「混在」させる「街」作りと対比されて興味が増す。南詰、寺町界隈(かいわい)に混み合った「酒場」、宍道湖畔「北松江」には場末ながらの「歓楽街」があった。昔を懐かしみ、新しい今を探訪したい「街」が松江だ。

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