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市報松江 2019年4月号

シリーズ「松江の匠(たくみ)」

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島根県松江市 クリエイティブ・コモンズ

市は長年にわたり地域産業の発展に貢献された技能者の方々を表彰しています。
平成30年度 松江市手作り産業優良技能者表彰

■No.2 安食信幸(あじきのぶゆき)
島根県市町村職員共済組合ホテル白鳥(千鳥町)
(功労賞受賞)
推薦団体:松江調理師会

老舗料亭で和食の料理長だった父がテレビ出演し、郷土料理の「鯉(こい)の姿づくり」を披露したのを見て、「子どもながらにその料理の美しさと、食べた人の満足そうな笑顔が今でも忘れられない」と安食さん。実家が、母の経営する飲食店でもあったことから「食」に触れる機会も多く、見よう見まねで料理をし、料理人に憧れる、そんな子ども時代を過ごしたと語ります。
料理の道を志してホテル白鳥に就職し、料理長はじめ先輩たちの熱心な指導のもとで修業に励みます。今では和食のみならず、洋食、中華と幅広く技術を磨き、厨房の総括チーフとして第一線で活躍しています。
最近では、宍道湖七珍も豊富な食材としてはスズキとシジミくらいで、7種そろった料理の提供が難しくなったとのこと。それでも地元の郷土料理を後世につなげ、末永く楽しんでもらえるよう、伝統を守るとともに時代にあわせた創意工夫に取り組みます。

■No.3 石原智博(いしはらともひろ)
有限会社石原左官工芸(東出雲町揖屋)
(奨励賞受賞)
推薦団体:松江左官同業組合

左官業を営む家に生まれ、仕事の依頼があれば土日・昼夜を問わず働く両親の姿を見て、子どものころは「自分には無理と思っていた」と振り返る石原さん。「社長の長男〝あるある〟ですよ」とおどけながらも、子どもを育てるために一生懸命働いて、自由奔放にもさせてくれた両親に感謝し、同じ道に進みました。
職業訓練校修了後も市内同業者に住込みで修業するなど、左官職人になると決めてからは日々研さんを深めます。実家に戻ってからも技術を磨き、父から現場責任者を任されるようになった今でも、組合の技能講習に積極的に参加。加えて、最近はあまり使われない伝統技法の習得も次世代への継承に向け、使命感をもって取り組みます。
ほかにも「恥ずかしいけど、イメージアップにつながるならば」と業界カレンダーのモデルをしたり、子どもたちが将来、進んで就職してくれる業界になれるよう環境づくりに励んだりと、業界で課題の担い手確保にも一役買っています。

問合せ:まつえ産業支援センター
【電話】60-7101

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