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シリーズ景観61

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島根県松江市 クリエイティブ・コモンズ

市は「住むひとが誇りと愛着を感じ、訪ねるひとの心に残る松江の景観づくり」を推進しています。

『みんなで残したい松江の景観400選集』から景観審議会が特にお薦めする景観 No.388
《矢田の渡し》

「出雲国風土記に記された朝酌(あさくみ)(矢田)の渡しであり、その位置は当時と比較し多少移動しているようですが、千数百年にわたって受け継がれてきた交通の要所です」と推薦いただきました。
矢田の渡しは、南側の矢田地区と北側の朝酌地区を結ぶ渡船場で、その起源は約1,300年前の奈良時代とされています。出雲国風土記には、出雲国庁から朝酌~本庄~千酌(ちくみ)を経て隠岐国へとつながる「枉北道(きたにまがれるみち)」を4里266歩(約2km)ほど行った所にある「朝酌の渡(わたり)」または「朝酌の促戸(せと)の渡(わたり)」として記述が残っています。平成28年には近くの市道工事に伴う調査でこの「枉北道」の一部とみられる遺跡が発見され、風土記の記述が裏付けられることとなりました。
現在では、大橋川には縁結び大橋をはじめとする6本の橋が架けられ、通学風景は見られなくなりましたが、朝の通勤時間帯(7時30分~9時)に限って運行が続けられています。
千数百年前の情景を想像しながら、この渡し船に乗船してみてはいかがでしょうか。

「みんなで残したい松江の景観400選集」は、市ホームページでご覧いただけます。
『松江の景観400選』で検索
問合せ:まちづくり文化財課【電話】55-5387

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